こんにちは。花うた-98
高砂の 尾の上の桜 咲きにけり
外山の霞 立たずもあらなむ
トンネルの上の山々が淡い濃淡で一面、春色に盛り上がる時が好き。
今年はのんびりと見上げ見ることも出来ずに
あっという間に葉桜となりつつありそうな気配でした。
やはり数枚は撮っておきたくて。
先日の思わぬ時期の雪の冷たさにも耐え、けなげに咲いているのだけれど
人々は急ぎ足で立ち去るばかりです。
かわいそうに。誰もみてくれないの?寂しい思いをさせてたね。
行きたかったのは逗子ハイランドの桜並木。
ヤフーのプロフアイコンで使っていた桜の木にもう一度会いたい。が、今年も行けず。
なので近場で昨年とおんなじ 幹に声かけました(笑)
新しい芽も生まれ賑やかになってました。
この一帯の沿道が真っ赤に染まる時も好きだなぁ。
人々が気にもとめない歩道の草花たちは
入れ替わりつつ次々と鮮やかに芽吹いてきます。
植物は 根が枯れない限り、毎年同じように元気に息吹いて来るのです。
いつもと同じようにいつもの場所に咲いて、散って、また来年、咲いて。
普通に繰り返し、普通に過ごす
そのありがたさをなんだか今更ながら思い、深く感じました。
2020年3月末。